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融解温度
思い出すなと自分を脅した。
虚しさに気づかない振りをしろと自分を脅した。
ひどい虚無感だ。
鈍くて息苦しい。
中身が空っぽの箱の蓋を頑なに守っている。
もう、どうしようもない。
燃やそうとしても、湿気たそれは燃えやしない。
痛みを怒りで覆い隠した時に、後悔すればよかった。
胸の内を吐露すればよかった。
どう足掻いたって、同じ結果だったんだ。
だったら、あの時立つのを辞めればよかったんだ。
膝を折って、一度溶けてしまえばよかった。
あの時しか融解温度に達さなかったんだから。
遺ったそれらを私にはどうする術もない。
溶かすことも燃やすことも最早できない。
私の頑なな自尊心が、今私を生かす原動力なのだと解っていても
後悔すると解っていながら、あの時自尊心を、棄てられなかったのは弱さだ。

12月が近い。
おかしくなりそうだ。
| くらげ | - | comments(0) | - |
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