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罪深い背中
指先はいつまで覚えているのだろうか
あの舌の感触を
暖かかった肌を
冷たくなった温度を
いつまで覚えていることができるのだろうか

振り返ってみるとあっという間の一年だった
家族にも職場にも友にも数え切れない変化があった
私自身もすごく変わったように感じる
多くの生に触れて、そしてひとつの死に触れた
声を殺して泣いた
声を上げて泣いた
泣いて泣いてまだ泣ける

あの重さを
あの匂いを
あの温度を
あの光景を
あの乾いた音を
私は受け止められているのだろうか
それらを思い返す度、締め付けが強くなる
心の痛みは止むことがない
いっそ夢のような錯覚すら覚える

ぼろぼろの背中の
黒と白の対のように
罪深い背中が佇んでいる
私の知る最も罪深い背中だ

繰り返すやりとりがから回って心を裂く
意味のない応酬は心をすり減らす
やり場のない憤りは渦巻いて身を突き破ろうとする
価値のある人間であることは難しい
思い出す間もなく憎悪と嫌悪に飲み込まれる
荒げた声も震える思考も飲み込んで
無価値のその先へと突き進む
その背中はあまりに罪深い
許すことができない罪深さ
いつかその背中が見えなくなっても許すことができない罪
これ以上ないくらい哀れで惨めだ
それに気づいていないことがより一層惨めだ
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